晴読雨読、時々映画。シェルティ・ラズムと暮らす日々

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         (れっきとした善犬)

昨日で、朝日新聞夕刊の連載小説「悪人」(吉田修一著)
が終わった。
私は、新聞小説がなかなか読破できない。
本だと読めるのに、毎日少しずつとなると
難しい。
最初連載に気づかないで読みすごしてしまうと
もう途中からは読めないし、
最初のうちに何回か読み落としてしまうともう挫折だ。
これまで、読破した新聞小説は、そう多くはないので、
今回は、その貴重な1作だ。
読み始めて軌道に乗ると、
毎日が楽しみになって、連載が終わると
ちょっと張り合いが無くなったという喪失感がある。

さて、今回の「悪人」は、好きな作家「吉田修一」だったので
毎日読むのが本当に楽しみだった。

簡単に書けば、犯罪を犯した人と被害者、
そしてその周りの人の話。

今までの犯罪者と被害者、その周りの人の小説といえば、
名作ぞろい。
映画にもなった東野圭吾「手紙」、
ドラマになった真保祐一の「繋がれた明日」、
乃南アサの「風紋」、その続編の「晩鐘」。
どれも胸を引き裂くような重いテーマの秀作だ。

この「悪人」は、それらとは少し切り口が違う。
胸を切り裂くようなというより、吉田修一らしい語り口で、
せつなさがシンシン伝わってくる話だった。

新聞で読んだとはいえ、本になると改稿するだろうから、
買っちゃうんだろうなあ、私。




2007.01.30 / Top↑
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