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晴読雨読、時々映画。シェルティ・ラズムと暮らす日々


          (夜は、寝るもんだ)

「幻夜」 東野圭吾 著 を読んだ。

出版社の案内では…
「1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。
狂騒の中、男と女は出会った。
美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。
女の過去に疑念を持つ刑事。あの『白夜行』の衝撃が蘇る!」

これがミステリーだ!!というような作品。
誰もが「白夜行」を思い出すと思う。

本を読む気がしないとか、読書に調子が乗らないとか
そんな気持ちを一気に吹き飛ばしてしまうストーリー!
このヒロインは一体?と思いつつ
ついついページをめくっている。

すごいな、うまいなと思うのは、
ヒロイン美冬の心情が書かれていないこと。
会話や行動は、書かれているけど、
美冬の心情は、そこから読む人が想像するだけ。
一体、美冬はどう思っていたんだろう?
美冬は、本当は何をめざしていたんだろう?
と読み手に考えさせる楽しみを与えている。
だから、読んだ後、誰かと語りたくなってしまう。

ただ一つ思うのは、関西の人は、あの震災を
こういうミステリーの題材に使われるって
どう思うんだろう。
そこは、関西出身の東野さんだから許されるのかなあ…。

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2007.04.10 / Top↑