晴読雨読、時々映画。シェルティ・ラズムと暮らす日々

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   (小さい熊と一緒におやすみ(-_-)zzz)

「大きな熊が来る前に、おやすみ。」島本理生 著 
を読んだ。

短編集。
予備知識なしに、3篇の最初の作品(大きな熊が来る前に、おやすみ)を
読み始めた。
最初、若い子の恋愛物かと思って読んでいると
少し様子が違う「もしかしたらホラー?」
ホラーでなかったけれど、内容がディープでダークだ。
主人公の心の揺れの描写にサスペンスのような臨場感があり、
恋愛物だったけれど、甘さはなく手ごわい作品だった。

作者のあとがきに
「それぞれが独立した物語でありながら
共通のモチーフを使って短編を書き、
最終的に一冊にまとめたい」とあった。

3篇の共通のモチーフって何だろう?
いろいろな意味での「暴力」それと動物かな?
3篇の主人公は、みんな自分を生きることに不器用だ。
恋愛で、相手と向かい合うことで
向かい合いたくない自分と対決しないといけなくなってしまう。

3篇の最後の作品(猫と君のとなり)だけ、雰囲気が違い、
やわらかい作品になっていた。
そのおかげで読後感があたたかい気分になるのだが、
最後の作品(猫と君のとなり)が私には一番印象が薄かった。
何年かたって心にひっかっかているのは
たぶん2番目の作品(クロコダイルの午睡)のような
ちょっと後味の悪い作品なんだろうなと思う。


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2007.05.31 / Top↑
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