晴読雨読、時々映画。シェルティ・ラズムと暮らす日々

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            (ゴハンマチ)

ものすごーく忙しいのに、図書館で予約した本が
一度にどーっときちゃって、
とても期限の2週間では読めそうもない。
がんばるしかないんだけど、
もしものために、優先順位を決めて読まないといけない。
そして、私が一番最初に読もうときめたのは、

「ドラママチ」角田光代 著

コドモマチ・ヤルキマチ・ワタシマチ・ツウカマチ
ゴールマチ・ドラママチ・ワカレマチ・ショウカマチ

何かを待っている女性が主人公の短編集。
どの作品にも共通しているのは、
あまり若いとはいえない女性、
あまり幸せを感じているとはいえない女性が主人公で、
どの短編集にも効果的に喫茶店の場面が出てくる。

角田さんの小説は
どれも主人公の心は空虚なのに、
読む人の心に、ぺた~っと張り付いてくる重しのようなものを感じさせる。
重松清さんの初期のころの小説を思い出す。
(重松清さんは、いつの間にか「ナイフ」や「エイジ」買いてから
若者の心評論家みたいになっちゃったけど…)

長さが合わなくて床にたまっているカーテンのすそとか
コースターの裏のシミとか
そういうもので、そのときの心境を感じさせているところがあって、
その文章のうまさに、すごいなあと感心してしまう。

すべてがどよ~んと重しを
つけられたような気になるような話ばかりではなく、
さわやかな読後感を味わえる話もある。
そこは、角田さんの筆力で、
霧が晴れて元気が出るような力をもらえるので、
安心して読んでほしい。
お勧めの一冊だ。


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2007.01.18 / Top↑
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