晴読雨読、時々映画。シェルティ・ラズムと暮らす日々

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      (これは、何だ?)
「愛がなんだ」角田光代 著
を読んだ。

主人公テルコがマモちゃんへのひたすら片思い道を進む小説だ。
マモちゃんへの愛だけがすべてで
他のものは切り捨ててしまうテルコ。
あまりにも尽くすテルコに、これはユーモア小説かもしれないとも思うが、
実は、痛い痛い小説だ。
読んでいてどうしてこんなに痛いんだろう。

テルコの容姿には触れていないが、
マモちゃんは、ものすごくカッコ悪い子だ。
カッコいい男の子にちょっとかわいい女の子の片思いなら
ドラマにでもなりそうだが、
これは決してドラマなんかにはならないただの「バカ女」の話だ。
読んでいて、決して主人公のことが好きになれないのに、
「バッカみたい…」で終わらないのは、
誰にでも、片思いに限らず、恋のことに限らず、
テルコみたいに、バカだと知りつつやっていること、
小説の中では
「五週くらい先回りして、へんに気を使うところ」
「1%も満たない可能性なのに、まだ捨てたくない」と
表されているような情けない劣等感を感じることが
何かしらあるからかもしれない。

実像は知らないけど、イメージで言うと
神田うのみたいな人が読むと
「バッカじゃない」と思うんだろうなあ。

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2007.04.26 / Top↑
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