晴読雨読、時々映画。シェルティ・ラズムと暮らす日々

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑

       (今日もおかあさんと昼寝をしました)


「ショートカット」「きょうのできごと」
柴崎友香 著 を読んだ。

この前読んだ柴崎友香の「その街の今は」が
とても私好みの小説だったので、さらに2冊読んだ。
どちらも何も起こらない小説。
「ショートカット」は、遠距離恋愛をテーマにした短編集。
柴崎さんを読む順番として私は3冊目。
それがちょうどよかった。
柴崎さんらしさが堪能できる小説だった。

2つの小説のうち、初めて柴崎友香さんの小説を読む人に
オススメは「きょうのできごと」
一気に読め、ショートカットにあるようなまどろっこしさもない。

話の内容は、京都の大学院入学のため、引越しをした正道の
引越し祝いのために集まった男女の
それぞれの視点で語られるその日の話。
恋人同士あり、同級生あり、先輩後輩あり。
みんな酔っ払っている。でも何も起きない。
それなのに、なぜこんなにおもしろい小説なんだろう。
青春小説を読んでいる時特有の違和感のある気恥ずかしさは感じない。
とても自然に登場人物の心を感じることができる。
みんなの会話を読んでいるだけで、
こんなにキラキラ光る金の粉が自分の心に降ってくるんだろう?

情景描写がとてもうまくて、目の前にちゃんとそのシーンが浮かんでくる。
情景も会話も心地よい。
いやみな会話がひとつもない。
怒っている会話もからんでいる会話も
からすべりではなく、心に届いてくるのに、とげは感じない。
柴崎さんの小説は会話が関西弁で書かれているが
それもこの心地よさを倍増させるのに役立っている。
自分のイメージとしてはおっとりとした関西弁のように読んでいる。
もしかして、これが標準語だったら、
甘ったれたキザな会話になってるかもしれない。

これは、柴崎さんのデビュー作で、映画化されているらしい。
(知らなかった)

柴崎さん、かなりいい。(でも何も起こらないのでレビューは書きにくい)
もっと読もう。

※芥川賞に「主題歌」という作品がノミネートされましたね!(未読)



関連記事
2007.07.05 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://razumu2004.blog51.fc2.com/tb.php/1971-caa4bc72
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。