晴読雨読、時々映画。シェルティ・ラズムと暮らす日々

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     (ぼくのこと、王子でもいいけど、将軍(ジェネラル)でもいいよ)

「ジェネラル・ルージュの凱旋」 海堂 尊 著
を読んだ。

「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」
に続く、田口・白鳥コンビの第3弾。
この話は、前作「ナイチンゲールの沈黙」と
同じ時間、場所設定の同時進行だ。


あらすじは、
「不定愁訴外来の田口公平の元に
『救命救急センター部長の速水晃一が
特定業者と癒着している』という匿名の内部告発が届く。
院長から特命を受け、
田口は事実の調査に乗り出す。
速水は、田口の大学時代からの友人で、
かつて、病院近くで起こった段惨事のときに
神業と思える采配をして、
「ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)と呼ばれている。
はたして、告発の行方は…。
田口は、敵対する陣営に屈せず、この問題を乗り越えられるのか…」

前回の「ナイチンゲールの沈黙」のレビュー
物足りなかったというようなことを書いたけれども、
今回、これを読んでその物足りなさが補われた。
同時進行の2つの物語に納得。

私は、「ナイチンゲールの沈黙」よりこちらの方が
ずっとおもしろかった。
田口先生も、速水先生も性格描写がしっかりしていて
それぞれの特徴がよくでている。
全く違うタイプの二人だけど、どちらも長いものには巻かれろタイプではない、
反体制的なところが共通点。一言で言うとかっこいい。
小説とはいえ、かっこいい男性が出てくるのは、気持ちがいいものだ。
そのせいか、物語にスピード感があって、
勧善懲悪の爽快感もあり、
とはいえ、「医学界」という素人には分からない領域のせいで
単純には感じられず、深みも味わえる。

ただ、「ナイチンゲールの沈黙」と「ジェネラル・ルージュの凱旋」は
セットで読むべきだ。
どちらかだけしか読まないと物足りない。
「ここがきちんと書かれていないのではないか」という
感想になってしまう。
そこは、出版社がきちんと
「この2冊はセットです」と明記して売った方がいいと思うなあ。
余計なお世話だけど…。



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2007.08.09 / Top↑
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