晴読雨読、時々映画。シェルティ・ラズムと暮らす日々

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このところ、ちょっとさぼっていた本の紹介。
最近読んだ本の中で、紹介できそうな2冊を。

「正義のミカタ~I'm loser~」 本多孝好 著

小さい頃からのいじめられっこの蓮見涼太、
高校時代は壮絶ないじめを経験してきた。
人生を変えたいと希望を持って大学に行ったが、
そこには、高校時代のいじめの主がいた。
大学構内で、高校の時のいじめの続きともいえる暴行を
受けていたそのとき、同じクラスの桐生友一に助けられ、
大学のある部に誘われる。
その部は「正義の味方研究部」。
強い人しか入れないはずの「正義の味方研究部」だが、
涼太は、壮絶な暴力を受けているうちに、天才的な防御法を
身につけていたということで入部を許してもらえる。
はたして、正義の味方とは? 正義とは?
大学の中で起こる様々な警察沙汰にはならない問題、
運動部による暴行事件や留学生の集団疾走、学生起業
など、現代の時事問題をうまく取り入れて語られていく。



本多孝好といえば、「MISSING」や「MOMENT」といった
ちょっとおしゃれな小説を書くというイメージだったが、
これは、異色作品。
私は、いじめの話を読むのが苦手だ。
必要以上に辛くなってしまう。
物語のあらすじよりもいじめのシーンの方が強烈に残ってしまう。
この主人公も過酷ないじめを受けていたのだが、
そのシーンはあまり出てこなくてよかった。
いじめそのものがテーマではなかった。
でも、いじめられている人にとっては、
夢物語のような話かもしれない。

私は、この主人公と父親の会話が好きだった。
読後感がさわやな話だった。



もう一冊は、

「博士の本棚」小川洋子 著

私は、エッセイより小説派なんだけど、
小川洋子さんのエッセイは好き。
どうして、好きかと言うと
小川さんの文章が好きというのは、もちろんのこと、
小川さんが「本と犬と阪神」が好きな作家だからだ。
だから、小川さんのエッセイは、
私の好きなことばかり書いてあって本当にたのしい。

今回、この本の中で素敵な言葉を見つけた。
額にかけて飾っておきたいくらい素敵な言葉だ。

「犬と遊ぶのは、本を読むことに似ている。
自分の身を想像の世界に置いて、そこで思う存分、自由に駆け回る。
犬に話し掛けたり、本の登場人物と会話したりするのはつまり、
自分自身への問い掛けなのだ。」

ああ、私は、本当に「本」と「犬」がいとおしいくらい好きだなあと
あらためて思った。




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2007.08.25 / Top↑
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